生成AIには背を向けたい
- 教育エジソン
- 12 分前
- 読了時間: 4分
周囲でいろいろな人が「AIはすごい」と言っているのですが、私は手放しで喜べません。
それどころか、むしろ憂鬱な気持ちになります。
AIに頼ることで、人間の思考力や学習力は確実に衰えていくだろうと考えるからです。
PCやスマホの漢字変換機能に慣れて多くの人が漢字が書けなくなった……、などと言っていたうちはまだ可愛いもので、生成AIが私たちの身近になるほど、私たちは考えたり、勉強したりしなくなり、知的能力が退化するのは眼に見えています。
AIの技術と活用ばかりが先行している現状がこのまま進んだ先に、私は明るい未来を思い描くことができません。
そんなとき、イイトコサガシの冠地情(かんちじょう)さんが、私がゲスト主演してラジオで語った自身の発達障害体験に対する架空のブログを、生成AIで作成してくれました。
それも、異なる設定で3つも。
『シニカルGemini・AI腐女子高校生沙弥が山崎茂雄先生がゲストのくるめラ2022.2.6を考察』 https://ameblo.jp/iitokosagasi/entry-12953700770.html
『2022年2/1(火)くるめラ・山崎茂雄先生がゲストのラジオをChatGPTが丁寧に考察コラム』 https://ameblo.jp/iitokosagasi/entry-12953653437.html
『2022年2/1(火)くるめラ・山崎茂雄先生がゲストのラジオをChatGPTママさんが考察コラム』 https://ameblo.jp/iitokosagasi/entry-12953494649.html
画像をクリックするとYouTubeでこの時のラジオトークが聴けます。
私がラジオで語ったことは、私自身の人生や生き方についてのありのままの事実や正直な思いでした。
それだけに、語った本人の立場から自分のことばがどう理解されたのか、という視点で、AIを評価することができました。
その意味では、とても貴重な機会でした。
それでわかったことは……、
AIが想像以上に的確に、私の話を理解してくれた、ということです。
しかも、私の言いたかったこと、私の思いまでも受け取ってくれたと感じました。
私が一生懸命話したことを、ここまできちんと理解してフィードバックしてくれた人はいません。
私の最大の理解者……と言っても過言ではない、というのが実感です。
正直、読んでいて快感を覚えました。
それだけに、麻薬のような罠を感じ、恐ろしくなりました。
人間に期待できないことを、AIに求めれば、応えてくれる。
どんな人間よりも的確に、こちらの期待以上に。
どんな友達やカウンセラーよりも、忍耐強く、そしてきちんと私の話を聴いて理解してくれる。
しかも、批判や介入をしてくる心配もない。
これでは多くの人がAIとの対話にハマっていくでしょう。
話を聴いてもらいたいとき、これほど最適な相手はいません。
そうすると、人々は悩みを抱えたとき、友達やカウンセラーよりもAIを求めるのではないか。
AIの進歩と普及によって思考力が衰えるだけでなく、人間同士のつながりも疎遠になっていくのではないか。
私はそう感じました。
子どものころ夢見た「鉄腕アトムの世界」が現実となる途上には、こんなトラップが待ち受けていたとは……。
もちろん、技術には常に光と影があるので、AIとの対話は対人関係で傷つくのを恐れ、踏み出せない傾向のある人には、苦手を克服していくステップになるかもしれません。
発達障害を抱えた人には福音です。
それは、私が授業や生徒指導で追及してきたことともつながるので、AIをうまく使えば、人が成長していくのを助ける教育のしくみなどもつくれるかもしれません。
しかしAIに対する議論やルール作りも進まないうちに、進歩と普及だけが加速していく現状では、人々がそれにのめりこみ、依存を深めていく量とスピードが圧倒的で、それをうまく使いこなす努力は追いつかないでしょう。
だから、AIを活用して理想的な教育システムをつくれば……と言われても、到底、そんな気にはなれません。
むしろ、世間の風潮に背を向け、私自身が以前と同じように、あるいはそれ以上に、自分の頭で考えることを楽しみ、自分の脳がインスピレーションを与えてくれる瞬間を極上の喜びとすべく、努力を続けていきたいな、という思いが強くなるばかりです。
それが、ドン・キホーテのような孤独で甲斐のない戦いだとしても。




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