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  • 執筆者の写真教育エジソン

瞑想の姿勢①


 冒頭から私事で恐縮だが、この6月に我が家では、初めての子ども(男)が生まれた。私も、妻と共にその世話をする,必然的に、夜の睡眠は細切れにならざるを得ない。毎朝早起きして30分、という9年あまり続けてきた瞑想の習慣は、たちまちにして中断されることになった。

 しかし、積み重ねてきたことは、まんざら伊達でもない。一晩に2回、授乳のために睡眠を中断されても、用が済んでまた寝床に横になれば、たちどころに深い睡眠に落ちていける。自律訓練法の習慣で、リラックスはお手のものである。

 とはいえ、朝ゆっくり座る時間は、まだなかなかとれない。電車の中や、職員室の席でも瞑想を試みてみるが、やはり睡眠不足のせいで、いつのまにか眠りに落ちている自分に気づく。

 ただ、腰を立て、その上に背骨をまっすぐ乗せた姿勢をとれば、自分の心身を自分でコントロールしている、という実感は湧いてくる。それが私の瞑想の姿勢だからだ。瞑想はできなくとも、日常、いつでもどこでも、思いついたときにこの姿勢をとればよい。そう気づいたことは、一つの救いであった。

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