教育エジソン1999年9月15日3 分作家の責任(映画『催眠』と小説『千里眼』)映画『催眠』の公開と前後して、『催眠』の続編と言われる松岡氏の小説『千里眼』が出た。映画を見た後で、これは期待して読み、そして、期待は裏切られなかった。 元自衛隊の戦闘機パイロットという異色の経歴を持つカウンセラー岬美由紀が、催眠技術や臨床心理学の知識を駆使して、カルト教団...
教育エジソン1999年9月1日3 分映画『催眠』をめぐって映画『催眠』(東宝 落合正幸監督)を見た。松岡圭祐の小説『催眠』の映画化である。 原作は、多重人格障害と見られる女性の謎を軸として、臨床心理の専門家たちが活躍するサイコミステリー。血が一滴も流れないのに、実に手に汗握る展開で、臨床心理学の知見が随所に開陳され、読者が「催眠術...
教育エジソン1997年2月15日2 分中村由利子の音楽ニューエイジ・ミュージックを数多く聴いてきた中で、私が今いちばん気に入っているのは、中村由利子の曲である。 自ら作曲し、ピアノで奏でる旋律は、ロマンチックで比類なく美しい。たいていは他の楽器とのアンサンブルであり、現在はヴァイオリンの都留教博、チェロの前田善彦と共に、Aco...
教育エジソン1997年2月1日4 分音楽を聴いてイメージする「瞑想とは何か」という問いに対する私なりの答えは、「自己の内面に深く集中し、心身の自発的な反応・活動を味わうこと」である。そこが、単なるリラックスとは違う。 そのことは、音楽を聴いて瞑想する場合で考えるとわかりやすい。つまり、ただ音楽を聞いてくつろいでいても瞑想にならないが...
教育エジソン1996年11月1日5 分イメージのための音楽イメージのための音楽は、「リラクセイション・ミュージック」とか「環境音楽」などと呼ばれているが、音楽ジャンルとしては、「ニューエイジ・ミュージック」と言う。「新しい時代の音楽」、あるいは「新世代音楽」であろうか。 近年、静かなブームであるとは思うが、アーティストたちの名は、...