教育エジソン1998年12月1日3 分私流? 論文の書き方大学時代の卒論は、文芸科という怪しげな専攻ゆえ「自作の小説作品」で済んだ。だから、現在執筆中の修士論文は、私にとって、まともな論文を書く初めての体験である。 自分の考えを自由に書くのは得意だが、論文の場合、先行研究を踏まえて論を展開しなければならない。先行研究のまとめを私が...
教育エジソン1998年3月15日3 分キャンパス行状記⑤カットイメージ実験始まる修士論文のテーマは、「カットイメージ読解法」。小説を読む際、内容を絵物語のように思い浮かべ、その心の絵(カットイメージ)を単位に読解を進めて行く。その方法の学習効果を心理学的に検討する。 12月に副指導教官の学部の授業を借りて、大学生60人ほどの実験を行なった。2種類用意し...
教育エジソン1998年3月1日3 分キャンパス行状記④公開カウンセリング心理療法演習のF教授は、12月の授業で、「公開カウンセリングのクライエントを募集します」と言った。カウンセリングの実際を見たいという学生の要望を受けて、授業の中で実演をするという。私はすぐに立候補した。 夏に妻と別れ、3歳の息子を連れて両親宅に身を寄せた。しかし、日が経つに...
教育エジソン1997年12月1日3 分キャンパス行状記③チーム研究の楽しさ前回「瞑想とフォーカシング」で触れた相談心理学演習は、学生の自主活動を重視する科目だが、前期の最終課題はグループ研究であった。共通の興味で集まり自主的に研究を進めて、10月の授業で発表する。5人が、「集団に対するカウンセリング的な関わり」をテーマに集まった。...
教育エジソン1997年9月15日3 分キャンパス行状記②瞑想とフォーカシング「相談心理学演習」という科目で、自主レポート課題の文献リストの中に、『フォーカシング』 (E.T.ジェンドリン)があった。以前からフォーカシングには興味があり、この本は読んでいたので、私は最初のレポート文献としてこれを選んだ。ざっと読み返してまとめようと思ったら、引き込まれ...
教育エジソン1997年9月1日4 分キャンパス行状記①学生生活再び武蔵野にある東京学芸大学のキャンパスは緑が多い。「参道」の桜並木を抜けて正門を入ると、中央の噴水池を囲んで何本ものケヤキが空高く枝を広げている。噴水は一度も出ているのを見たことがないが、浅い池には水が湛えられて、ケヤキの青葉がちらちらと反映する。周りには腰掛けられる石段やベ...
教育エジソン1997年4月1日3 分目標実現のイメージ私はこの4月から、東京学芸大学の大学院生となる。専攻は教育心理学で、私が開発した小説読解の方法論「カットイメージ読解法」の特性や効果を心理学的に検討してみたいというのが希望である。1年間は休職扱いで学業に専念し2年目は、現場に戻って通学を続ける。...