ラジオで語った発達障害?克服体験
発達障害当事者会イイトコサガシ代表で、コミュニケーションのワークショップを全国で開催してきた冠地情(かんちじょう)さんとは、10年近いお付き合いです。 彼がパーソナリティを務める地域局のラジオ番組にゲスト出演し、私自身の発達障害?体験を語りました。...
アイデアのひらめく
瞬間が 何より幸せ
アイデアが人の役に
立てば 最高に幸せ
発達障害当事者会イイトコサガシ代表で、コミュニケーションのワークショップを全国で開催してきた冠地情(かんちじょう)さんとは、10年近いお付き合いです。 彼がパーソナリティを務める地域局のラジオ番組にゲスト出演し、私自身の発達障害?体験を語りました。...
キャリア教育/グループワークのページに、オリジナルの進路活動支援ツール「志望動機シート」「志望理由書の書き方」「面接応答虎の巻」3点セットを掲載しています。 この時期、受験生の皆さん、進路指導をする先生方にお役立ちです。...
日本教育新聞連載「学びに向かう意欲を育む」2011年9月から2012年2月まで、半年間にわたり毎週連載したシリーズです。 都立M高校でのオリジナルな科目の内容を中心に、生徒が主体的に取り組む学習のしかけとその考え方を述べています。...
平成23年度から、都立高校では、「学力向上」のために各校で工夫をし、その取組みをまとめて報告する義務が課された。それに先立って、昨年度、本校はその先進実施校の指定を受けた。校長がそれを職員会議に報告したとき、賛否両論あったが、委員長に指名された理科の教員は、「今まで先生方が...
人は否定される不安から自分を防衛し、結果的に、望まない悪循環に陥る。KJ法を通じて私が得たその発見は、人間関係だけではない。勉強でも運動でも、失敗する不安から逃げ腰になるので、うまくできない。気を楽にして根気よく対象と向き合っていけば、大抵のことはできるようになるはずだ。だ...
新採の工業高校(定時制)で、教師に反抗的な生徒たちの言い分を、未熟な私は兄貴ぶって「わかるわかる」と言い続けた。しかし学校として、彼らの行動のすべては容認できない。そこで私の言動は矛盾し、裏切られたと感じたとき、彼らの攻撃の矛先は私に向かった。...
新採の工業高(定時制)で生徒と関係が悪化し、異動の決まった私が、瞑想と同時に取り組んだのは、自分の生き方を探す作業だった。 薄暗い教室で胸倉をつかまれ、「お前の教育方針は何なんだ」と問い詰められたが、何も言えなかった。その前に、自分自身の生き方が曖昧なままだった。...
最後は、私の歩みを支えてきた3つの技法について書きたい。 不登校経験のある生徒たちを見ていると、実は共感する点が多い。私自身、幼い頃から人づきあいや実技教科が苦手で、劣等感と自意識過剰に悩んだ。 中学時代に読んだ雑誌で、集中力向上や性格改善に効果のあるという「自律訓練法」を...
外部の講師を招いて啓発される校内研修会もいいが、本校の教員自身が主役で、互いに学び合える研修会をしたいと思い、年に2回「授業実践交流会」を実施している。 参加者は全員「私の授業の工夫」をA4の1枚にまとめ、数枚コピーして来る。4人以内のグループに分かれ、レポートのない教員も...
M高校の実践を支える教員集団の力について2回、書いておきたい。 平成22年度本校は、都立高校学力向上開拓推進校の指定を受けた。図に示すのは、そのときに私たちが考えた稔ヶ丘の学力観である。学校教育法第30条が示す学力の三側面の関係を、学習に苦手意識を持つ生徒たちの立場から捉え...
人間関係スキルや「産業社会と人間」のワークの中で、各自の考えを交流したいとき、相互の関わりを促すために、紙を折って見せる方法を考えた。 例えば、人間関係スキルの「認知」のワークでは、身近なストレス場面のエピソードをいくつか読み、認知(考え方)をどう変えたら、気持ちが楽になる...
メソッドタイム(学習スキル)の「問題解決のスキル」では、「得意科目の成績をアップするには」をテーマに、発散思考と収束思考を活用した問題解決法を学ぶ。 そのポイントは、思考のステップを分け、書いて考えることである。まず問題点は何か、視野を広げて、思いつくことはすべて箇条書きで...
これまで、学習・人間関係のスキルを学ぶ独自科目「コーピング」と、「産業社会と人間」の学習内容を具体的に紹介してきた。ここから3回は、それらに共通する授業展開の工夫を考えてみたい。 リレーションタイム(人間関係スキル)の本が出たとき、「これで、毎週プリントを印刷しなくて済みま...
1年次「産業社会と人間」の最後の単元では、将来設計を立てる。漠然と持っている夢と価値観(価値の優先順位)を明確化して、どんな人生を送りたいか考える。 最初は、人生で実現したい夢を、職業に限らず思いつくまま書き出す。それを図に示す家族・学習など6つの人生領域で分類し、各領域で...
1年次キャリア教育科目「産業社会と人間」。年間の学習の大きな柱は、職業理解と上級学校理解の単元である。 職業理解では、まず「なぜ働かなければならないか」という本音の疑問に、きちんと答えたい。例えば、人が働くのはお金のためだけか。そこで、コンビニのおにぎりや音楽CDなど、グル...
1年次キャリア教育科目「産業社会と人間」では、高一の目標を立てる。立てただけで終わらず、本気で実行するために必要な考え方をまとめたのが、目標実現シートである。 まず目標と目的を書く。目標の先により大きな目的を意識し、目的に向うステップとして具体的な目標を置く。...
不登校などの経験を持つ生徒たちに、学びに向う意欲を育むチャレンジスクールの実践。コーピングとともに1年次担任が取組むのは、キャリア教育科目「産業社会と人間(産社)」である。 チャレンジスクールは総合学科制をとるが、総合学科高校では、必修となる科目。教科書はなく各学校の工夫に...
コーピング・メソッドタイムは、学習スキルを通して、自立した学習者を目指す。そのため、学習へのやる気を考える学習動機の単元がある。第1回は自分の人生のさまざまな夢を書き出し、それらの実現と今の学習とのつながりを考える。第2回は、担任の先生方の中学高校時代の学習体験談を読んで、...
学習スキルを学ぶコーピング・メソッドタイム。意味理解志向を育てるため、年間プログラムの後半は、理解力養成に力点を置いた「暗記ペン学習法」と「箇条書きトレーニング」に4時間ずつ充てる。これらは、いろいろな教科の学習で活用することで、理解の大切さが実感でき、自分で理解力を高めて...
学習スキルを学ぶ独自科目コーピング・メソッドタイム。年間プログラムの最初は、ふだんの授業にすぐ役立ち、工夫して学ぶことの意義を実感できるスキルを教える。例えば、黒板の文字を速く筆写するスキル、見やすいノートの書き方、漢字や英単語の記憶法、授業集中のコツ、定期試験に向けた学習...